香川京子さん、出演決定!

現在、絶賛撮影中のいぶり映画『モルエラニの霧の中』(監督:坪川拓史)に、小津安二郎、黒澤明、溝口健二など、巨匠たちの傑作に数多く出演されてきた香川京子さんの出演が決定し、撮影が進んでいます。香川さんが出演するのは、全7話のオムニバス作品のうち、第二章「写真館の話」。

kagawa_kyoko_475【室蘭市崎守町の一本桜での撮影に臨む香川京子さん=撮影・関浩勝】

ストーリー 第二章『写真館の話』
町の老舗写真館『小林写真館』の主人が病に倒れ、疎遠だった息子(真太=河合龍之介)が帰郷する。真太は、写真館の倉庫で[引き取られなかった古い写真]を見つけてしまい、それを持ち主へ届けに行く羽目に。そんな折、同じ建物に入居している[キャンドル屋]の女主人(武藤映子=大塚寧々)から、この写真館にまつわる(ある秘密)を聞かされる。

真太(河合龍之介)が写真館の倉庫で見つける古い写真の中には「蕗子さん(ふきこさん)」と記された誰も写っていない肖像写真の束があります。香川さんは、その後、真太の前に現れる「蕗子さん」役になります。

この西いぶりというまちに住む私たちが資金を集め、手足を動かし、そして、このまちに暮らす映画監督が映画を撮る…という“純正ご当地映画”の趣旨をご理解いただいた上で出演してくださる香川京子さんに、まずは映画製作応援団から多大なる感謝の意を表したいと思います。誠にありがとうございます。
日本を代表する大女優が、このまちを舞台にどんな演技を見せてくれるのでしょうか。乞うご期待! 我々、応援団も楽しみです。


▼プロフィール
香川京子(かがわ・きょうこ)
東京都出身。都立第十高女(現・豊島高校)卒業後、新東宝に入社。1950年、島耕二監督の『窓から飛び出せ』で映画界にデビュー後、成瀬巳喜男監督の『おかあさん』、今井正監督の『ひめゆりの塔』(53)、小津安二郎監督の『東京物語』(53)、溝口健二監督の『近松物語』(54)、熊井啓監督の『深い河』(95)など数多くの名作に出演している。黒澤明監督の作品では『天国と地獄』(63)、『赤ひげ』(65)、『まあだだよ』(93)などに出演。
90年、熊井啓監督の『式部物語』でキネマ旬報助演女優賞、日本映画批評家大賞、『まあだだよ』で田中絹代賞、日本アカデミー最優秀助演女優賞などを受賞した。
舞台のほか、テレビでの経歴も長く、NHK朝のテレビ小説『水色の時』(75)をはじめ、『ふたりっ子』『芋たこなんきん』などに出演している。最近では映画『東南角部屋二階の女』『Ballad』などに出演した。
1998年秋に紫綬褒章、2004年秋に旭日小綬章を受章。
著書に『ひめゆりたちの祈り』(1992年、朝日新聞社刊)、『愛すればこそ』(2008年、毎日新聞社刊)がある。 2011年、「国際フィルム・アーカイブ連盟賞」(FIAF賞)を受賞。最近は上映の機会にその主旨を伝えたいと努めている。


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